振り仮名小文庫

言葉用例出典
こわはづ鐘子ちゃわん軋了こはしましたひ。(……道:「……失手砸了鍾子了。」)平岡龍城 訳『国訳紅楼夢』
怎麽いか其後の事は未審いぶかし怎麽いかなるかしらず。談義本・教訓雑長持(1752)四
怎麽いか里まで出づれば食物もあらんに、それさへ四足 シソク疲れはてて、今は怎麽いかにともすべきやうなし。こがね丸(1891)〈巖谷小波〉四回
怎麼どうキイサンの巣窟というから字其儘そのまま避馬町ひめちょう怎麼どうだろう。1917(大正6)年 誠文堂 渋川玄耳 「藪野椋十日本世界見物」
怎麼どんなしみおとしとは什麼どんなことか。家庭で出来る浸落と京染のお話 高橋新六 桝新商店 大正6
有リ[㆑]朋自リ[㆓]遠方[㆒]來タル、不[㆓]亦タ樂シカラ[㆒]乎。
塩沢一平等:《きめる!センター国語:古文・漢文》(東京:學習研究社,2008),頁 183
|什麼《こはそも》 眼《め》醒《ざむ》れば|什麼《こはそも》! 地底の宝玉 三津木春影 実業之日本社 大正4
甚麽《どう》 才《さい》智《ち》の乏《とぼ》しくして、德《とく》の低《ひく》い人《ひと》は甚麽《どう》すれば宜《よろ》しきか。 必らず出来る富の秘術 黄金老人 日吉堂 大正6
双《りゃう》脚《あし》 自《じ》分《ぶん》の双《りゃう》脚《あし》に任《まか》せるより仕《し》方《かた》はなからう、… 必らず出来る富の秘術 黄金老人 日吉堂 大正6
什麼《なに》 老僧是れ利剣なり。快は什麼《なに》の処に在るか。 趙州従諗の語録「趙州録」巻上
什麼《いずれ》 你《なんじ》什麼《いずれ》の処に落《らく》在《ざい》すと道《い》うや。 三聖慧然『臨済録』
什麽《なん》 師云く、已《い》後《ご》人有って你に問わば、他《かれ》に向かって什麽《なん》と道うや。 三聖慧然『臨済録』
他《かれ》 師云く、已《い》後《ご》人有って你に問わば、他《かれ》に向かって什麽《なん》と道うや。 三聖慧然『臨済録』
什麼《なに》 師云く、汝が口を開くを待つは什麼《なに》を作すにか堪《た》えん。 三聖慧然『臨済録』
黨《さと》す 先王に法《のっと》り、禮義に順い、學者に黨《さと》す、… 『荀子』非相篇第五
箇《 か》く 愁《うれ》ひに縁《よ》りて 箇《 か》くの似《ごと》く長し(縁愁似箇長) 故事成語を知る辞典 世界大百科事典 など
説《い》う打《ダ》嚔《テイ》、人の説《い》う有り 今日の四字熟語・故事成語 No.3707【打嚔(ダテイ)、人の説(い)う有り】『通俗編』
不可《いけま》せん邪魔をしちゃ不可《いけま》せん。 坪内逍遥 譯 テムペスト
不可《いけ》ない惡戱をしては不可《いけ》ないよと云ひながら 夏目漱石 懸物
那《なん》ぞ |只管《ひたすら》に苦吟す、三尺の雪 那《なん》ぞ知らん、把ることを遲《ま》つ、一枝の春 『字通』「只管」項引范成大詩
找尋《たづね》 |彼處《かしこ》這《こゝ》と|找尋《たづね》けれども…… 岳亭丘山 (定岡) , 知足館松旭 著. 俊傑神稲水滸伝 第2巻 p35

  1. ,《康熙》未載,本字疑爲才割切。 《大漢和辞典》卷5,㩵訓うつ。故竊以爲可規定
  2. 不知是否因爲是佛敎語,日本近代用「怎麽」者甚夥,且常常無振假名。據文脈觀之,似乎多讀作どう
  3. ,據信與《方言》所記「黨」爲同一詞。「黨」有文例,見《荀子》。按,漢文大系《荀子》引《集注》,眉批云「黨ハ曉ノ義ニテ、サトス訓スベシ」。角川《字源》 則有しるさとる两種注解。《大漢和辞典》又有 悟るさま,均作粗體,可參。《新選漢和辞典字有释文 わかる。理解する。但似乎不是訓讀。

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